可視化用煙流線発生装置 FTK-70A型
製品説明
風洞実験による流線の可視化やレーザ光を用いた気流画像解析測定時のトレーサ粒子を目的とした煙流線発生装置です。 発煙剤は水溶液で、煙は数分程度で気化蒸発してしまうため、循環風路でご使用頂いてもバックグラウンドの濃度レベルが上昇することはありません。 発生煙量、発煙濃度ともにデジタル設定で、簡単な操作性を有しています。
装置活用例
- 風洞実験における試験体周辺の気流の可視化
- PIV(Particle Image Velocimetry)計測におけるトレーサ粒子
- 設備周辺雰囲気の吸排気や換気設備の最適化の検証
- 材料、製品等への冷却空気や乾燥空気の気流の観察
特徴
発生煙は、常温で空気の流れに追従します。湯気やドライアイスのように、自然対流を起こしません。
ホースによる煙の圧送が可能です。ノズルまで導煙ホースで導くことができます。
水溶性グリコール系発煙剤を使用していますので、匂いは殆どなく、害はありません。
装置内に発煙剤のドレンが溜まることがありません。
煙発生量は、デジタル式に設定します。
ノズルは、用途によって異なるため、お客様のご要求に応じて製作致します。
仕様
機種 |
FTK-70A型
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発生煙量
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10~70L/min |
連続発生時間
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約1時間
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ウォームアップ |
約4分 |
濃度設定 |
低・中・濃 (3段ステップ) |
発煙剤 |
水溶性グリコール系 タンク500ml |
煙粒径 |
1μm以下 |
供給圧縮空気 |
0.5MPa以上 |
電源 |
AC100V 50/60Hz 500W |
寸法・重量 |
W260 × D445 × H490 mm 約17kg |