製品全般について
非破壊検査について
浸透探傷剤の使用温度範囲は?
一般的に10~50°Cの範囲が使用範囲となります。
上記範囲外での使用はお客様にて事前にご確認の上、お使いください。
浸透探傷剤JIS適合製品で検出できるきずの深さはどのくらいですか?
蛍光浸透探傷では10~50µm程度、染色浸透探傷では30~50µm程度です。
実際のワークでは条件が変わるため、参考値となります。
浸透液の交換時期の目安は?
マスターワークでのきず検出能力が未使用液と比較し、劣化していれば交換してください。
外観に異常がある場合も交換の目安となります。
セラミックの探傷に使える浸透液はありますか?
表面が白色のセラミックであれば水洗性染色浸透液P-GIII(EXP)、P-LK、P-LK⋅Sの実績があります。
弊社へご相談の場合は、表面状態、色、加工工程、材質をご確認の上、こちらからお問い合わせください。
磁紛探傷剤の使用温度範囲は?
湿式磁紛液を使用する場合は5~40°Cの範囲、乾式非蛍光磁粉を使用する場合は300°C以下を目安としてください。
規格適合の磁粉製品はありますか?
ASTM E1444/E1444M、E709の要求を満たす以下の適合製品をご用意しております。
- 蛍光磁粉(AMS 3044)
- 非蛍光磁粉(AMS 3040)
- 水分散剤(SAE AS 4792)
- 油分散媒(AMS 2641)
浸透探傷剤でJIS適合製品成績書とASME BPVC成績書で硫黄・全ハロゲン(塩素及びふっ素)の数値に差があるのはなぜですか?
弊社ではイオンクロマトグラフィーによる硫黄⋅全ハロゲン(塩素及びふっ素)測定を実施していますが、それぞれの規格要求で分析試料の作製手順が異なるため数値に差が生まれています。
印字・マーキングについて
ペイントの使用温度範囲は?
ペイントは印字装置と組み合わせて使用するため、印字装置の使用温度範囲となります。
例えば、PJ-1B印字装置は5~40°Cとなります。
印字可能なワーク温度に関しては、こちらからお問い合わせください。
ペイントの乾燥時間は?
Gタイプ、Rタイプ、Eタイプは40~50秒、Aタイプは60~70秒となります。
(ただしガラス板による指触乾燥時間となります)
保護具はどのようなものを使えばよいですか?
法的要求がある場合は、各種法令に従ってください。
法的要求がなく自主的に使用される場合はリスクアセスメントなどを実施していただき、使用されるマスクや手袋等をお客様にて決定してください。
ブラックライトの管球は水銀に関する条約の対象となりますか?
弊社が販売しているメタルハライドランプは本規制の対象ではありません。既にお使いの水銀ランプやメタルハライドランプも本規制の対象にはなりません。本内容はこちらでもご確認できます。