マークテックグループが目指す経営の方向性
- Big Companyではなく、Good Companyによるエコシステム(MBS:MARKTEC Business System)を目指す
- CSV経営=事業性と社会課題の解決を両立したビジネスモデルの確立
- 「Ⓐ次世代を担うCEO人材育成×Ⓑ品質保証に関連するキラリと光る技術力&収益力を有りする、後継者不在のため事業存続が危ぶまれる中小企業の事業承継=Good Comnapyによるエコシステム」というユニークな事業構想の実現を目指す
MBS:MARKTEC Business Systemの概要
- MBSのパーパスは、「品質保証と社会課題解決を前進させるクリエイティビティの源となること」である
- MBSの4つの柱は、①Fundamental、②Lean(Kalzen)、③Growth、④Leadrship
- MBSが掲げるコンセプトは、「Collective(集合体)」→Good Companyによるエコシステム
Fundamental(9つのKPI)
株主対応/財務基準
- 中核事業の成長
- 営業利益率の改善/営業利益額の増大
- 運転資本(WC)の増加額
- 投下資本利益率向上(ROIC)
顧客対応基準
- Q:品質
- C:コスト
- D:納期
社員対応基準
- 社内補充率
- 社内補充管理職割合
- 定着率
- キャリアアップ評価制度
- 業績連動報酬
Lean(Kaizen)・Growth・Leadership
Lean(Kaizen)
- 安全性、信頼性、品質、サービス、SCM、コストに関するオペレーションの持続的な改善の推進
可
視
化
視
化
- R&Dプロセス
- 製造デザインレビュー/工程・工数管理
- 生産計画/在庫/物流/購買
- QMS/4M変更/QC活動
- クレーム・不具合・課題・是正分析など
社員対応基準
- Develop (R&D領域)
- 開発リードタイム短縮/R&Dのリターン最大化
- Dream (Sales&Marketing領域)
- 顧客洞察からのアイデア創出
- マーケティング強化
- Deliver
- 成長を加速させるMBS機能強化/M&A加速化
社員対応基準
人財開発の基本原則
- Positiveness:忍耐力/決断力/内省力
- Professionality:専門性/自らの哲学
- Performance:コミットメント/実現遂行力
- Personality:人間力/対話力/共感力など
Collective(集合体)
Good Companyによるエコシステム
- パートナーシップの精神
- 傘下企業群のフラットな位置付け
- 専門性と先進性を遺憾なく発揮
- コレクティブ内企業の協業促進
- より大きな枠組みでの事業創出
- コラボレーション(協力・協業)による起業家精神の維持/醸成
- グループの異なるDNAの尊重
- メンバー企業と個人による自発的なコラボレーション(協力・協働)
- 起業家精神の維持/醸成
- よりインパクトの大きな活動の推進
Leadership:社員のパワーアップ・活性化
マークテックグループ人材開発の基本原則
- マークテックグループの事業基盤は社員であり、社員の成長こそが会社の成長、社会への貢献につながるものと考える
- マークテックグループの社員は互いに尊重し、高い目標に向かって自己研鑽に努めなければならない
- マークテックグループはすべての社員に対し能力開発および能力発揮の機会を与える
- マークテックグループの社員は役職及び責任のレベルが高くなればなるほど、専門知識、スキル、実務経験などに加えて、下記の資質と能力が求められる
マークテックの大切にしている力
- 他者と意思疎通する能力、他者をやる気にさせる能力、他者を育成する能力
- 信頼性:つまり「言行を一致させる」
- 変化を進んで受け入れる/変化に対処する能力
- 勇気、落ち着き、ストレスに対処できる能力
- 学習能力、柔軟性、洞察力
- 革新(イノベーション)を促す環境を作り上げる能力
- 前後関係を考慮した思考力
- 海外での生活/勤務経験及び他文化への理解
さらに、幅広い関心、優れた一般教養、責任ある態度と行動、健康な身体と精神
越境人材を育てるナレッジチェーン
メンバーへの時間配分
不得意領域
50%アサイン
新スキルの獲得・急匂配の学習曲線・大きなストレス・生徒役・感謝
得意領域
50%アサイン
プロとして緩やかな学習曲線・小さいストレス・教師役・貢献
メンバーは得意領域50%+不得意領域50%でアサイン。
ナレッジチェーンが知識・ノウハウを組織内に自動浸透する仕組み。
多角化戦略
品質保証領域における技術承継の推進
- 多角化戦略を全社を挙げた重要なコーポレート戦略の一つと位置付け、当社グループの中長期的な更なる成長を実現する
- SDG’s12「持続可能な消費と生産パターンを確保する」という社会課題のKeyword:サーキュレーションエコノミー(循環型経済)、①Reduce(削減) ②Reuse(再利用) ③Recycle(再生)
品質保証を科学するための事業領域拡大
MROビジネス
- Maintenance
- Repair
- Overhaul
”新解釈”のMROビジネス
- Measuring and
Recycling Oriented
一連のプロセスにおける各ステージのPDCAを高速に回転させる
M&Aの推進による技術承継の推進
- 品質保証を科学するための事業領域拡大に向けたM&A戦略を継続的に展開する【補足】
- 技術承継対象企業のキーワードは、①品質保証(Quality Assurance)、②ニッチ&収益力(Niche&Profitability)、③技術力(Technology)である。また、M&Aの意思決定上の重要なポイントは、①成長産業に属するか、②競争力が既にあるか、③改善の余地があるか、④企業文化の親和性があるか、⑤顧客が過度に1社集中していないか、である。
技術承継対象企業のキーワード
Keywords of companies subject to technology succession
Quality
Assurance
品質保証
Niche &
Profitability
ニッチ&収益力
Technology
技術力
グローバルでの、横串のナレッジ・マネジメントの更なる推進
【補足】アンゾフの成長ベクトルマトリクスにおける多角化戦略、すなわち、事業/製品及び市場/顧客の創出がビジネスイノベーション領域となる。
M&A検討対象先の分類図

M&Aのケイパビリティとターゲット選定
- 最も重要なM&Aの基準は、「この買収を通じて、最終的にその製品領域の市場リーダーの一つになれるか」である
- 2つのKey Question:①これからどのようなゲームをしようとしているのか ②その中で、どうやって勝てばよいのか
市場選定
望ましい対象市場
- 市場規模が大きい
- 成長市場
- 景気変動が少ない
- ブランドや知的財産を通じて持続的な競争優位性を高められる
- 利益率が大きい
市場選定
望ましい対象企業
- ブランドや知的財産を数多く持つ→製品の価格決定力が高い
- GM(粗利)が高く、OPM(営利)が低い
- MBS:MARKTEC Business System導入による改善余地が大きい
既存市場/既存技術
既存市場/新規技術
新規市場/既存技術
新規市場/新規技術
※マークテックグループにおいてマーケティングの上、市場情報や技術情報を当該表に挿入していく